セミナー講師は、集客を求めるとたいてい失敗する!
セミナー講師は、集客に走るとたいてい失敗する!
セミナー講師を育てる仕事をしていると、だいたい、2つのパターンに分かれます。
◎教えるよりも、稼ぐ必要があるので、集客力を上げたい
◎教えることが大切なので、伝え方を磨き続ける
初心者から初中級者のセミナー講師は、ほとんどが前者(集客)の方法を取ります。ほんの一部の人だけ、集客力が抜群に上がり、セミナー講師を続けることができる人がいますが、ほとんどのケースでは、消えていなくなります。
セミナーに少し慣れてくると、人を集めて稼ぎたくなるのでしょう。セミナー講師になって、10人中9人は、消えていなくなります。
セミナー講師だけでサラリーマンくらいの給料をもらい、生計を立てていくのは、不可能に近いです。一部の「稼げる!」と謳っているセミナー講師だけは、生き延びている人もいますが。
セミナー講師で食べていける人は、組織を作って、「○○を教える!」などのノウハウが確立している会社(人)だけです。しかも、ビジネスとして成立つようなテーマだけです。「コーチング」「コピーライティング」「ボイトレ」など。
永遠と集客をし続けるためには、組織としての力が必要ですし、年間数百万円の広告料が支払えるレベルでないと難しいです。
個人で生き延びている講師の人は、セミナー講師ではなく、人から呼ばれる講師になっています。研修講師とか講演家などです。コンサルタントとして活動しながら、セミナーも開催しているセミナー講師などです。
「セミナー講師」だけなどというのは、ありえないのですね。
結局、集客力も必要ですが、伝え方のレベルも高くないといけないのです。
結果的に集客力がある人は、SNSなどで短気的な集客力を上げるのではなく、地道に何年も年十年も、ブログやメルマガを発行している人ばかりです。しかも、日常の日記ではなく、役立つ内容です。
人が集まる部分だけを見て集客力だと思うようですが、ほとんどの方は、地道に発信を続け、コツコツと活動をされています。
上辺の部分だけ見ているから、失敗するのかもしれませんが。そのような人が、高額セミナーにだまされるのでしょう。「セミナー講師」の裏の姿を、きちんと見るようにして下さい。たいてい、別の本業がありますから。
書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)
○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」
○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」
など合計100法則。400ページの鈍器本。