マンツーマンの研修講師養成講座


講師になりたい人が増えています。講師には、セミナー講師、研修講師、講演講師の3つがありますが、私は、収入が安定している研修講師になることをおすすめします。そんな研修講師を、マンツーマン(プライベートレッスン)で養成しようとする研修講師養成講座の案内です。研修講師歴12年の私が指導します。

研修講師になりたての頃、運よくエース級先輩講師の研修を何度か後ろで見る機会をいただき、研修の合間に、「言葉の意図」「理由」「伝え方」「反応の違い」など、事細かに教えていただきました。あるプロジェクトでは、研修をする前の研修計画書の段階から細かく指導が入り、実際に、私のインストラクションを見て、都度、フィードバックをもらうということを、数年繰り返しました。ここまで研修の基礎を教え込まれた講師は、数少ないです。多くの研修講師は、我流で中小企業と大企業の区別なく、あまり深く考えずに「ワークをしている」「教えている」だけの感じがします。なぜなら、研修講師だという人と、何度かセミナーでコラボをしたことがありますが、「すごく勉強になる講師」は、なかなか出会ったことがありません。

研修講師は、セミナー講師と違って、他の講師のインストラクションを見る機会がありません。企業にオブザーブとして参加することは、簡単ではありません。

講師になると、交通費が別途支給されますし、昼を挟めば昼食を用意してくれます。不便な場所では、送迎付きであることも。企業の担当者から、「先生」と呼ばれ、お金をもらう側なのにお客様みたいな対応をされます。(ちなみに、すべての企業がこの対応ではありません)長年、営業をしていた私には、神のような仕事です。

 

セミナー講師、研修講師、講演講師の違いについて


セミナー講師、研修講師、講演講師の違いについて説明します。

<セミナー講師>
自分で受講者を集客し、セミナー会場を借りて、セミナーを開催します。個人であれば、速読、ダイエット、起業、投資など、自分の持っているノウハウを提供します。速読、ダイエット、起業、投資など、安めのフロントセミナーで人を集め、高額の本命商品(連続講座など)へ入会してもらい、連続講座セミナーを提供します。出版した本を、セミナーで売ることも可能です。

民間の資格団体、ライセンス発行団体(〇〇協会)の講師養成コース(かなり高額)に進み、認定講師になって協会の講師としてセミナーをする人もいます。ライセンス料を本部へ納入します。教える内容は決まっていますので、自由度はないです。

メリット:講師として前面に立てる、前向きの人ばかり、誰でも開催できる
デメリット:集客に苦労する、本命商品へ誘導するときに苦労する、流行に左右されやすい




 

<研修講師>
4月の新入社員研修、リーダーや管理職になったときの階層別研修などは、毎年、人が入社したり、昇格したりするため、常に需要があります。教育を仕事の一部と考えている大企業は、研修参加が義務付けられています。中小企業は、人手に余裕がないため研修で1日社員が抜けると痛いようです。研修費用の単価も高いため、常に、需要があるわけではありません。
研修の中心は受講者であり、講師が目立とうとしてはいけません。あくまで企業研修は、受講生のためにあります。自分のバックエンドへ誘導したり、断りもなく著書のアピールをすると、出入り禁止になります。企業で仕事に関連しない「速読」「自己啓発」などはテーマになりにくいです。2~3時間の研修もありますが、基本は1日6時間です。

メリット:単価は別として仕事は多い、自分で集客をしなくていい、他の仕事よりは単価高め
デメリット:自分は前面に出られない、前向きでない人もいる、講師時間が長く疲れる、遠方は前泊が必要、移動が多い(メリットにもなる)




 

<講演講師>
大人数の人を前に、1時間~2時間程度の話をします。芸能人、著名人、スポーツ選手などが活躍しています。なぜなら、高額なギャラを払っても有名人は集客しやすいからです。有名人だけではなく、一般的な人も活躍していますが、たくさんの仕事がある人は、元刑事、元CA、元トヨタ自動車、元お笑い芸人、元○○を開発した人など、他の人とは違った、尖った経歴を持った人が多いです。営業、リーダーシップ、SNSなどの専門家などでも講演の仕事はありますが、講演だけで食べていくのは難しいかもしれません。出版した本を、セミナーで売ることが可能です。一般人が、講演エージェントに登録しても、仕事はほぼありません。商工会議所で行うテーマは、講師の単価が安いです。

メリット:研修より時間単価が高い、講演時間が短い、先生扱いがすごい、出張先でプチ旅行ができる
デメリット:有名人でないと仕事が少ない、懇親会に呼ばれることもある(人によってはメリット)、移動が多い(メリットにもなる)




 
このように、講師になりたい人は、研修講師を目指すことをおススメします。
 

研修講師の中にもいろいろな種類がある


研修講師を大きく分類すると、この2つになります。

<直接企業から受注>
直接、企業から研修を受注するパターンです。中抜きがないため、単価は高くなります。直接受注するには、めちゃくちゃ売れた本がある(著書があるだけではダメ)、人脈が豊富、営業力がある、テーマが尖っていて他にやる人がいないなど、何らかの力が必要です。

<研修会社から受注>
多くの研修講師は、こちらのパターンです。企業へ営業し、研修を受注して、講師へ依頼する研修エージェントが存在します。研修エージェントから仕事を受注することで、自ら営業する必要がなく、仕事が安定します。研修エージェントへの登録には審査があります。研修エージェントに登録しても、仕事が来るとは限りません。研修エージェントからリピートされるのが一番です。

研修会社が定期的に開催している公開研修(いろいろな企業の受講者が参加)と、ある企業だけに出向いて研修をする2パターンがあります。

 
同じ研修をするにも、単価は全然違います。それは、講師に企画提案力があるかないかなどにかかわってきます。単に、研修会社から与えられたテキストをこなすだけの講師もいます。

単価の安い順から、研修のパターンを紹介します。

<研修会社の作成したテキストのまま研修>
研修会社が作成したテキストと時間配分のまま、研修を行います。事例も決められていることが多いです。本筋とはそれた話をしようもんなら、大変なことになります。単価は安いです。なぜなら、自分のノウハウがないからです。
※このやり方が、研修講師だと思われている人も多いようです

<研修会社が企画をするがテキストは講師が作成>
研修会社が研修の内容を企画してくれますが、テキストを講師が作るパターンです。テキストを講師が作るため、ある程度、自分流にアレンジできますが、テキストを作る手間がかかります。

<お客様と共に内容を作り上げる>
研修会社と一緒にお客様の要望を聞き、企画書とテキストを作ります。ある程度、経験のある研修講師でないと対応できません。その分、研修エージェントからもらう仕事の中では、単価が高いです。難点は、企画書を作って研修会社が企業に提案しても、受注できないことも多々あるからです。企画を考えて、研修企画書を作る時間が、思っている以上にかかります。

研修会社(研修エージェント)によっては、講師スキル、インストラクションスキルにうるさい会社があります。講師スキルが低いと、二度と呼ばれないことも多いです。

 

研修講師向けのノウハウは少ない


セミナー講師向けの本、講演家になりたい人向けのビジネス書はありますが、正直言って、研修講師のための本は少ないです。そのために、どうしたらいいか困っている人も多いです。

私は、セミナー講師、講演講師、研修講師のすべてを行ってきました。直接受注、研修エージェント受注の両方、経験があります。基本的に、セミナー講師と研修講師は、講師の立ち位置、やり方が全く違うため、両立している講師は少ないです。セミナー講師ならセミナーとオンラインサロン、研修講師なら研修とコーチング、講演講師なら講演とタレント業などと、別の仕事だと考えておいた方がいいでしょう。

<研修講師のポイント>
・前向きでない人を引き付ける力
・分かりやすく伝える力
・受講生を巻き込む力
・的確なフィードバックをする力
・ファシリテーション力
・受講生に考えさせる力
・双方向のやり取りをする力
・その分野での専門知識
・講義のメリハリをつける力

これらの力は、セミナーを何回、何十回しても、身につく力ではありません。
講師力が豊富な講師の前でインストラクションをして、都度、指導を受けるしか講師力(研修講師力)をアップする方法はないのです。
 

<比較的多い研修テーマ>
大企業などで人事部が管轄しているテーマ
・新入社員研修
・階層別研修(中堅社員、課長、部長など)
・報連相研修
・マナー研修
・仕事の進め方研修
など

<商工会議所などで多い研修、講演テーマ>
零細企業、商店街など向けのため、企業研修のテーマをしては需要が少ない
・キャッチコピー作成
・販売促進
・POP作成
・Youtube、LINE、Instagramなど
・DX、キャッシュレス、POSレジなどデジタルやITに関連したテーマ
・インボイス、消費税アップ、補助金、助成金など、その時々の流行りのテーマ
など

 

マンツーマンの研修講師養成講座(プライベートレッスン)の料金

<研修講師養成講座の料金>

●55万円(基本、オンラインZOOM)
6か月 月1回3~4時間の講義(6回)
月1回1時間のコンサル(6回)
1年間メール相談無料
対面希望の場合は、名古屋からの交通費(時間によっては宿泊費)と会場費のご負担をお願いします
分割要相談

●88万円(基本、オンラインZOOM)
12か月 月1回3~4時間の講義(12回)
月1回1時間のコンサル(12回)
2年間メール相談無料
対面希望の場合は、名古屋からの交通費(時間によっては宿泊費)と会場費のご負担をお願いします
分割要相談

 

<主なテーマ>
・セミナー、講演、研修の違い
・自分の経歴を洗い出す
・自分が活躍できそうなテーマを深堀する
・研修向けプロフィールの作り方
・研修企画書の作り方
・研修単価の相場とは
・どの研修テーマが需要がある?その時期とは
・講師の見た目とは
・講師のトーク力とは
・研修に使う小道具とは
・セミナーとは違うひきつけ方
・研修のインストラクションとは
・双方向のやりとりとは
・分かりやすい伝え方のコツ
・アイスブレイクのコツ
・研修講師の時間配分とは
・2時間セミナーの組み立て方
・6時間セミナーの組み立て方
・オンライン研修のやり方
・オンライン研修で準備するものは
・研修テキストの作り方
・テキストは誰が印刷するの?
・失敗しない研修の事前準備とは
・失敗しない研修の打ち合わせ方法とは
・アンケートで高評価を取るコツとは
・研修講師のパソコン事情
・パワーポイントの設定方法
・超大企業と零細企業の研修方法の違い
・著書があれば仕事が来るの?
・電子書籍はどうなの?
・研修エージェントの選び方、登録方法
・研修エージェントとの付き合い方
・直接受注を狙うホームページ
・直接受注を狙うなら営業力
・中小企業から直接受注するコツ
・SNSなど使いこなすコツ
・YouTubeはどうするの?
・ブログはどうする?

 
値段だけを見れば、決して安い値段ではありません。借金をしてまで人生を逆転させようとするのは、得策ではありません。

覚悟を決め、この先、研修講師として活躍すれば、すぐに元が取れる金額です。

例えば、
比較的安めの研修エージェントで、単価5万円の場合。5万円×10回
自分から企画を作る研修エージェントの場合。10万円×5回
で元が取れます。

本気の人だけ、お待ちしております。研修登壇を保証するものではありません。プライベートレッスンのため、経験によってアレンジが可能です。

企業研修は、企業の社員に対して指導をするため、企業で実際に使うノウハウを持っていることが必要です。

「フリーター」「正社員になったことがない」「若い(管理職は40代以上が多い)」「零細企業しか知らない」などは、不利になります。マナーを教える「女性」や、研修の需要が多い「大企業出身」や「リーダー経験者(ある程度の規模の会社)」の方が、有利になります。「コーチング」「キャリアコンサルタント」など、ただ資格があるだけでは、研修講師にはなれません。本気で学んでいく覚悟が必要です。

 

書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)

重版決定!三省堂書店名古屋本店でランキング1位を取った『売れる言いかえ大全』。売れるセールスパーソンの「言葉づかい」を身につけて売上を爆増させる本です。

○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」

○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」

など合計100法則。400ページの鈍器本。