新規開拓とクロージングを全く必要としない営業方法とは

クロージングを全く必要としない営業方法とは


「私は、営業の先生ですが、営業が苦手です!」と言うと、みなさんびっくりされます。

ほんとそうなんです。
とにかく、「人にお願い」をするのが苦手で、「買って下さい!」なんて、言えません。

ですから、お客様から「ください!」「買います!」の言葉を待つしかありません。
そこで、考え抜いた営業方法が、私の営業スタイルで、多くの人に教えている営業方法なのです。

私は講座や研修、講演の冒頭で、
「営業には、新規開拓もクロージングも必要ありません!」
とお伝えします。

「信頼関係」だけを深めればいいのですと。

そうすると、
「あなた大丈夫?」
「なわけないでしょー」

と、今にも騒ぎ出しそうな感じです。

でも、これで私と教えた人たちは仕事が増えるのですから、何も言われも関係ありません。

元々、新規開拓が得意な人は、信頼関係を深めずに、クロージングに力を入れます。
でも、永遠と、新規で刈り取る気力がある人は、それでいいです。

信頼関係がないと、絶対に、リピートされません。
リピートされないと、永遠と、新規顧客を攻め続けることになるのです。
こんなに、非効率的で、大変なことはありません。

とにかく、「信頼関係」を作ることができれば、お客様から「注文」してくれるようになります。

飛び込みとか、新規開拓とかではなく、
お客様と何らかの接点を持ったら・・

1回目や2日目で、自分の売っている商品、自分の会社、自分のことを絶対にアピールしないことです。

まずは、3回会うことを目標にしましょう!
3回会うまで、絶対に、商品を売らないことです。
商品の説明をしなくてもいいくらいです。

商品のことに触れてもいいのは、5回目以降です。
お客様に5回会えないのなら、あきらめましょう。

5回会える理由、すなわち、信頼関係、お客様のニーズがなければ、続かないからです。

「会えるうちに売ってしまう!」
これをやればやるほど、あなたは嫌われますから。

書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)

重版決定!三省堂書店名古屋本店でランキング1位を取った『売れる言いかえ大全』。売れるセールスパーソンの「言葉づかい」を身につけて売上を爆増させる本です。

○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」

○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」

など合計100法則。400ページの鈍器本。