講師は、徹底的に相手目線(受講者・依頼者)になれ!
講師は、徹底的に相手目線になれ!
セミナー講師が、お金をいただく相手は、受講者、セミナー参加者です。
研修講師がお金をいただく相手は、企業もしくは、間に入っている研修会社です。
受講生の満足度も大切ですが、お客様企業担当者の評価もかなり影響します。大企業であれば、人事担当者や教育担当者、部署の部長クラスです。中小企業であれば、社長です。
講演講師も、似たような感じです。
セミナー講師は、「受講生が満足すればすべて良し!」と勘違いしてしまうのです。
企業や団体から、依頼をいただく場合は、依頼者の意図を外すと、2度と依頼はありません。
長期が前提のお話しでも、1~2回でクビになります。そんな私も、いくつか経験があります。ほんと悲しいですよ。
自分目線で、反省出来ない人は論外ですが、相手目線になれないと、仕事は増えないのです。
○1つ目にやること
依頼のあったお客様が、何を求めているかを、ヒアリングし、相談して下さい。この打ち合せを、簡略的もしくは電話やメールだけで済ましてしまったために、失敗した研修やセミナーがいくつかあります。いや、そこそこあります。
間に入っている研修会社などがある場合は、お客様の要望と、担当者の話がズレていることがあります。お客様先に同行してヒアリングできれば一番良いのですが、難しい場合は、当日、調整する必要も出てきます。
○2つ目にやること
受講するのは、受講生です。
この受講生の評価が低いと、これまた、2度と依頼はありません。受講生の満足が得られるよう、全力を尽くして下さい。
依頼をしてきた担当者は、必ず、参加者に確認します。
その評価で、2回目以降の仕事があるかどうかが決まります。
お客様の評価が、仕事に直結する仕事です。
以前は、お客様の評価ばかり気にしていましたが、最近は、私のことを気に入らない相手とは仕事しなくなりました。そのためには、誰でも出来る仕事では、いけないんですよね。
私は、代替えが可能な、講師のお仕事は辞めました。
書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)
○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」
○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」
など合計100法則。400ページの鈍器本。