先生と呼ばれる「講師」は、謙虚さを忘れると仕事がなくなる!
先生と呼ばれる「講師」は、謙虚さを忘れると仕事がなくなる!
セミナー講師になると、受講生や周りから「先生」と呼ばれるようになります。
元々、先生と呼ばれる仕事は、「学校の先生」「大学教授」「医者」「政治家」「弁護士」「作家」くらいだけでした。これらは、高度な教育や専門的な教育を受ける必要があり、そんなに簡単に就ける職業ではありません。そのため、「先生」と呼ばれることに意味がありました。
それが今では、先生と呼ばれる仕事は・・
「コンサルタント」「整体師」「マッサージ師」「柔道整復師」「セミナー講師」「研修講師」「社会保険労務士」「中小企業診断士」「司法書士」「行政書士」「税理士」「電子書籍の著者」「建築士」「カウンセラー」「キャリアコンサルタント」「塾の講師」「予備校講師」などなど
まだまだあります。
このようなことから、誰でも簡単に「先生」と呼ばれるようになってしまったのです。非常勤講師でも、週1日の講師でも、見習い中であっても先生です。
「自分は偉い人」だと勘違いして、横柄な態度を取る人が増えてきました。
勘違いはいけません。
あなたがすごいのではなく、あなたの就いた職業が「先生業」なだけです。
勘違いした講師は、当然、リピートのかからない嫌われた講師になります。たいしたレベル、実力もないのに、高い講師料を要求したりします。
私は、15年以上、営業職をしてきました。
そのため、講師になって8年経過しましたが、いまだに「先生」と呼ばれることに慣れません。レストランでもタクシーでも、いまだに、上座に座ることができません。ウジウジしているから、逆に、お客様から、怒られます。笑
これくらい、謙虚の方がいいです。
「先生」と呼ばれると気分が良いので、勘違いするのも分かります。
みなさん気をつけましょう!!
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