研修への参加態度で、普段の仕事ぶりが分かります!

研修への参加態度で、普段の仕事ぶりが分かります!


今まで研修講師として、何千人に指導してきました。
営業、コミュニケーション、報連相、プレゼン、リーダーシップなど、様々なテーマを扱ってきました。

1日だけ時間をもらえれば、研修に参加している人の普段の仕事のレベルや考え方が、80%くらいは分かります。だから、私を信頼している企業様は、参加者の研修後の取り組み姿勢をこと細かに聞いてきます。研修でスキルやノウハウを教えたり、気づきを与えて行動してもらうこと以外にも、社内では見えない部分を私に託しているのですね。

参加姿勢が良い人、一生懸命な人は、仕事への取り組み姿勢もマジメです。一見、仕事ができるような人でも、研修ではよろしくない態度であったり、積極的でない反抗的な姿勢が出る人は、仕事が早くても、営業成績が良かったとしても、上司からは扱いにくい部下あることは確実ですし、仕事への姿勢も良くないことが多いです。

たいてい、そのような人は、近いうちに移動させられますね。

レベルが高くない研修講師は、自分の研修をこなすことに精一杯です。もしくは、手を抜く講師は、ワーク中にパソコンで自分の仕事をしている人もいます。休憩中は、スマホ閲覧です。

なぜ、私は研修中に人となりを見抜くことができるかというと、一生懸命、真剣に受講生にかかわるからです。

研修中は、スマホは一切見ません。ワーク中は、グループでどんな話しをしているかなど、逐一、様子を見にいきます。表情から、話し始めたタイミングなどもチェックしています。気になる人には、アドバイスがてら、質問をして考え方の深掘りをしにいくこともあります。そこで、その人の価値観や考え方、普段の仕事に取り組む様子が、だいたい分かります。

休憩中は、普段の様子が一番でやすい場面です。気を抜きますから、私は、トイレはすぐ済まして、休憩中にも受講生を観察しています。場を作るために、いろいろな人に世間話をしにいきます。

このように全体を通してかかわるので、何を考えているのか分かるのですね。

受講生が講師に本音を話すくらい、リラックスし、ほどよい緊張感のある良い雰囲気を作ります。
とにかく、雰囲気作り、場作りに全ての神経を使います。

だから、仕事が終わった後は、かなり疲れます。それでも、やりがいがあるからやっています。

手を抜く講師はたくさんいますし、研修で教えることにだけしかかかわらない人もいます。
「楽しかったー」と言う講師も多いですが、真剣に研修をおこなえば、「楽しかったー」とは言ってられませんから。

よほどの大企業でもない限り、自分の仕事を変わりにやってくれる人はいません。研修なんかに参加している時間より、自分の業務をこなしたい人ばかりです。だから、研修には積極的ではありません。電話が鳴れば、気にしています。

そのあたりも考えてあげないといけません。講師が。
主催者を満足させつつ、受講生も満足させるのです。

書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)

重版決定!三省堂書店名古屋本店でランキング1位を取った『売れる言いかえ大全』。売れるセールスパーソンの「言葉づかい」を身につけて売上を爆増させる本です。

○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」

○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」

など合計100法則。400ページの鈍器本。