名刺交換会、異業種交流会(BNIなど)が、ほとんど役に立たない理由!
名刺交換会、異業種交流会(BNIなど)が、ほとんど役に立たない理由!
独立起業したての頃、知り合いを作るため、人脈を作るために、名刺交換会、異業種交流会に参加してきました。
ですが、1度も仕事に結びついたことはありません。ただ、名刺を交換しただけでは、印象に残ることもないし、次につながることはありません。
名刺交換会、異業種交流会がダメなのは、仕事が欲しい人ばかり集まっていることです。ですので、人に仕事を依頼したり、紹介するよりも、自分の仕事が欲しいことの方が先なのです。仕事が欲しい人ばかり集まっても、仕事につながるわけがありません。
名刺交換しても、すごい勢いで、自分のアピールをされることも多く、うんざりします。チラシを渡されたりしても、ジャマなだけです。さらにウザいのは、後日、勝手にメルマガに登録されたり、宣伝メールを送ってこられることです。
著者と編集者が集まる会でも、本を出したい人ばかりが参加していますので、編集者にアピールする人ばかりです。
私は、BNI(異業種交流組織)も、ほとんど役に立ちませんでした
BNIと呼ばれる異業種の集まり(主に朝活)がありますが、この集まりにゲストとして参加しても、全く仕事にはなりませんよ。入会して欲しいから、メンバーのみなさんは、みなさんを誘いますし、メンバーがすごい勢いで名刺交換に来ますが、入会しないと冷たいものです。
実際に、BNIに本入会しましたが、仕事につながったことは、ほとんどありませんでした。私は早めに見切りをつけて退会しましたが、効果のある人もいるのは事実です。あと、仲間でワイワイするのが好きな人も、いいかもしれません。
BNIに入会すると大変なのが、自分が与えてもらうには、人にも与えないといけません。与えた件数を管理されていますから。メンバーに紹介する人を探したり、あえて連絡取ったり、あまり興味のないセミナーに参加したり、知り合いに参加してもらったりと、本業以外で時間を使うことの方が増えてしまいました。人も連れてこないといけないですし。心から紹介すると言うよりは、義務になってしまいました。しかも、年間20万円くらいかかりますので、費用対効果を考えないといけません。
BNIは、向いている業種と向いていない業種があります。飲食店や税理士、マッサージ、保険など、単価が安いか、誰もが必要としているビジネスは紹介が起こりやすいですが、私のように、形がない「講演講師(なぜかこのカテゴリーで・・)」などは、一般の人に理解される仕事ではないため、なかなか難しいと感じました。まわりのセミナー講師系も、続かない人が多い感じがします。
人に管理されるのが大嫌いで、会社員を辞めましたし、朝が大嫌いだから、出社しない仕事を選んでいるのに、BNIは、朝活ですし、人に出したオファーの数、人に出した売上、欠席数など、こと細かに管理されます。飲み会嫌いなのに、飲み会ばかりあるこの組織は、さらにキツかったです。笑
なぜ、入ったんだって思いますよね。やはり、ムリをしてでも仕事が欲しかったからです。
「人に与えれば、自分も与えられる」というギバーズゲインの精神に基づいていますが、この組織を出たら全くGIVEされることはないので、どうかと思います。
今出会う多くの人は、メンバーかどうかなど関係なく人に与えますから、異業種の集まりなどの組織やグループは、関係ないのだと思います。
今は、名刺交換をしても仕事にならないのは分かっているため、積極的に名刺交換会、異業種交流会には行くことはないのですが、ごくたまに誘われて参加するときがあります。交流しようとする気もないため、名刺交換もほとんどしませんし、仕事を取りに行こうと思っていません。不思議なのですが、そんなときに限っては、たまに、仕事につながったりします。
面白いものです。
自分が仕事が欲しいと思っているときは、仕事は紹介されないということです。
書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)
○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」
○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」
など合計100法則。400ページの鈍器本。