できる営業マンは、「外出しており、社内にはいない」
できる営業マンは、社内にはいない!
できる営業マンは、「外出しており、社内にはいない」というテーマでお話しします。
会社員時代、私の法人営業スタイルは、11時くらいまで事務仕事をしてから外出します。外出先の近くで昼食を食べます。午後に打合せをして、夕方に帰宅するというパターンでした。
超大手メーカーが担当のため、1日に何社も訪問することはできず、1日に1~2社で、1つの会社で、2~3の部署の担当者と打ち合せをするような感じでした。
会社によっては、営業でも基本的にお客様のところには訪問しないというところもあるようです。もしくは、1社にかける時間は少なく、1日に10件前後訪問するという会社(法人営業スタイル)もあります。
自分の働く会社が超大手メーカーなどで、販売を代理店や商社に任せているところなどは、外出する機会が限られているかもしれません。
ほとんどの会社で言えることは、「社内にいる営業マンは、仕事をしていないと思われる確率が高い」ということです。
よく、上司や先輩として、部下や後輩に指導したのですが、「仕事があってもなくても社内にはいるな!」ということです。
そんな方法は、仕事をサボっていると思われたかもしれません。それでも、いいのです。仕事をしていないと思われるよりは、全然マシです。
仕事をしていないと思われると、上司や女性アシスタントの評価が、極端に下がります。
そうなると、仕事を手伝ってくれなくなります。
そのようになった方が、困るのです。
営業マンが、外出する効果とは
社内にいられないということは、無理矢理でもお客様にアポを取るしかありません。そうすると、自然に、お客様のところへ訪問するようになります。
毎日、「外に出て、遊んでいればいいのではないか?」という考え方もあります。残念ながら、人間は基本的にマジメなので、毎日サボっている方が落ち着かないのです。たまに、息を抜くくらいがちょうどいいのです。
昔と違って、今の時代は、会議、日報、週報などのレポートなどがあり、全く何もしない訳にはいかないのです。
昔は、携帯電話やパソコンもなく、1日何もしない日があっても、全く問題なかったようです。
高度成長期、バブル時代は、自然に、会社の売り上げも上がる時代でしたからね。
現代は、情報のスピードも速く、常に追われています。売り上げ管理、資料作り、メール応対など、事務仕事はいくらでもあります。
事務仕事があるから、外出できないと思っているようでは、できる営業マンにはなれません。完全に、社内にベクトルが向いています。お客様よりも社内に目を向けさせる会社は、今後、淘汰されていくでしょうが、まずは、状況がどうであれ、自分の考え方を、お客様へ会いに行くことに向けることです。
不思議なことに、外出が多い方が、評価されますよ!
それだけでも、得をすると思うのです。
書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)
○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」
○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」
など合計100法則。400ページの鈍器本。