生産財と消費財の違いとは-マーケティング用語

生産財と消費財の違い

マーケティング用語である、「生産財」「消費財」とは、一体、何なんでしょうか?
みなさん、気になるところだと思います。

生産財と対比する言葉として、消費財というものがあります。
この2つの言葉を、説明したいと思います。


◎生産財と消費財の違いとは-マーケティング(動画)


 

生産財とは


私自身、会社員時代に電子部品メーカー、半導体商社などで働いていました。
扱っていたものは、コネクタ、半導体(メモリー)、スイッチなどの電子部品です。

これらの電子部品は、生産財と言われており、電子部品単体では、使い物になりません。いろいろな生産財を組み合わせて、製品として完成させる必要があります。

完成した製品は、消費財と呼ばれ、一般消費者のもとに届けられるのです。
生産財とは、商品や製品の生産に、必ず必要なモノになります。

アルミ、鉄、プラスチックなどの材料、モーター、ベアリング、抵抗器や、 私が扱ったコネクタ、半導体などの電子部品などが生産財にあたります。

トヨタ自動車は、完成した車、すなわち消費財を売るメーカーですが、トヨタ自動車が購入しているハンドル、車体、冷暖房システム、エンジンなどは、生産財となります。ハンドル、エンジンなどを生産しているメーカーに納入する部品や材料も、生産財となります。

生産財の特徴として、企業(法人)間で取引がされます。BtoBとも呼ばれます。企業が、企業に売るものは、ほとんどが生産財にあたります。

一般の人の目に触れることがないため、なじみが薄いですが、経済活動における比重は、かなり大きいです。私が扱っていたコネクタ、半導体は、テレビ、ビデオカメラ、パソコン、スマホなど、すべての家電に入っています。

就職活動の企業選びでも、この生産財を扱う会社を就活生は知らないため、 軽視されがちです。ですが、東証一部に上場している会社がたくさんあるのです。

専門知識やコストパフォーマンスが重要視されるため、営業マンによる販売(法人営業)が有効と言われており、AI(人工知能)に置き換えられる可能性は低いです。
 

消費財とは


消費財とは、消費者(買う人)が自分でまたは家族が消費ないしは使用する 目的で購入する製品のことをいいます。

企業が企業に売るものが「生産財」だとしたら、企業が個人向けに売るものは 「消費財」になります。簡単に説明すると、みなさんの自宅にあるものは、ほとんどが消費財です。

テレビ、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの家電製品、パソコン、スマートフォン、自動車から、食品、飲料、化粧品、洗剤、衣類、ソファー、テーブルなどが当てはまります。消費財は、スーパー、コンビニ、ショッピングモール、家電量販店、ディーラーなど、販売店を経由して販売されています。

消費財は、一般的に普段から目に触れるものになりますので、なじみが深いといえます。

普段から、テレビCM、広告宣伝もされていますし、家電量販店、自動車ディーラー、イオンなどのショッピングセンターで目に入るモノは、消費財だからです。でも、世の中の企業全体から見たら、消費財を作る企業は、ほとんどが大手メーカーであり、かなり限られています。

個人が消費財を購入する手段は、販売店だけではなくなり、今後はAmazonや楽天などのネットショップで購入する比率が高まっていくでしょう。

※マーケティングとは
企業などが行う売上を上げる仕組みのこと。顧客のニーズを見つけ、顧客が価値を得られるようにする戦略、仕組み、プロセスなどのこと。さまざまな方法を駆使して、自社のサービスや商品の価値を伝え、競合について分析して対策を立て、リピート購入してもらうなどの一連の仕組み。