再現性のあるノウハウを教え、学ぶこと!


最近、いろいろな人や会社を研究していると、「その人にしかできない仕事」「その会社でしかできない仕事」というものがあります。これは、他の人や会社と差別化する上において、とても重要なことです。

ですが、人に教える立場になると、「その人にしかできない仕事」「その会社でしかできない仕事」というのは、無意味なものになります。なぜなら、人に教えても、その人や会社にはできないからです。

私は、研修やセミナーで、ノウハウや経験を教えていますが、「再現性のあるノウハウ」であることにこだわっています。本を出版するときに書く内容もそうですし、講師として人に教える内容も、「再現性のあるノウハウ」でなければなりません。

学ぶ側も同じです。「再現性のないノウハウ」を学んでも、自分にはできないからです。世の中には、いろいろなセミナーがありますが、その辺りを考えないと、無駄な時間になってしまうのです。

例えば、「トヨタ流カイゼン」というノウハウがあります。「トヨタ」という名が付くと、人気の講座になるようです。
ですが、ほとんどが中小企業では使えないノウハウであることが多いです。トヨタは、超大企業で、メーカーとして、一番上位に存在しています。そのような会社は、日本に数十社しかありません。そのため、トヨタは下請けメーカーにコストの改善指導などができますが、中小企業が取引先に無茶なコストを要求したら、取引してもらえなくなってしまいます。

大企業は、「ラインの改善」など、人が多いからこそ、作業以外のことにも時間が取れます。中小企業では、人もいないので、作業以外のことをする時間がありません。

このあたりを勘違いしている人が多すぎるのです。

「ある人にはできるが、他の人にはできない」ノウハウというのは、差別化にはいいですが、教えるのにも、学ぶことにも不適切だということです。

トップ営業マンを真似しても、人によってはほとんど参考にならないことばかりだったりしますからね。


営業成績を上げるためには・・
「たくさん通う」 → 一応、誰でもできる
「買いそうなときは雰囲気で分かる」 → 他の人には分かりません。
「買いそうなときは、姿勢が前のめりになる」 → これならノウハウになります。

「講師で2000万円稼ぐ!」 → 再現性があるとは言えません
「動画を活用して2000万円稼ぐ」 → これも再現性のあるノウハウとは言えませんね

このように、自分にもできるかも、自分の会社に参考になるかもと思わないことです。



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