弱小企業か知名度のある会社かで、営業スタイルは全く異なる!

会社の看板は、思っているより10倍以上大きい!


弱小企業か知名度のある会社かで、営業スタイルは全く異なります。
というか、分けなければなりません。

ここでいう弱小企業とは、知名度のない会社、業界で全く知られていない会社、資本力のない中小企業、零細企業などです。

本を読んだりして勉強すると、ほとんどの著者は、大企業、有名企業の出身です。
働いていた企業が本に書いていないと、信憑性がないとか言う人もいるくらいですから、大企業の名前を知りたいのでしょう。ですが、名前の知られている会社というのは、一握りでしかありませんから。

「野村證券」「リクルート」「ソニー」「トヨタ」で培ったと書いてあると、みなさん、興味を持ちます。
ですが、会社の看板は、みなさんが思っているより、大きいということを知って下さい。

中小企業は、看板を持ちようがありません。なのに、「トヨタ系」というと、本にしろ、研修にしろ、つられる傾向があります。それくらい、影響力があるのです。

弱小メーカーで働いてみたり、独立起業してみると、本当によく分かります。

営業スタイルは、キッパリと分ける!


大企業や有名企業の営業マンのマネは、基本的にはできません。
同じことをしても、お客様の対応は全く違います。

「どこどこ会社では、採用してくれていて、どこどこ会社では、このようになっています・・・」という、他の地域や他部署の事例もありません。
大手企業は、企画部門、販促部門など、営業をバックアップしてくれる部署もしっかりしています。中小零細企業では、自分で販促物やデーター資料などを用意する必要があります。

会社の看板がない場合は、「人」で勝負するしかありません。

電話、メール、SNSが発達した中でも大切なのが、Face to Face(フェーストゥフェイス)です。
まず、これを念頭に置きましょう。

そして、あなたが、他の人より優れている何かが必要です。
それは、営業トークではありません。

例えば
・業界のことは、誰よりも詳しい
・自社の製品で、分からないことがない
・決断が誰よりも早い
・対応が誰よりもいい
・誰よりも会う機会が多い
など

このようなことで大丈夫なのです。

これくらいなら、誰でもできるようになるのではないでしょうか。

書籍『とにかく「伝わる」伝え方図鑑』(ぱる出版)

いくら話し方を磨いても、相手に伝わらなければ意味がない――
大切なのは、伝えることではなく、「伝わる」こと――

本書では、1万3000人への指導実績がある「伝え方」のプロが、「非言語」「心理学」「行動経済学」を融合した、「伝え方」の最適解を伝授。「言いたいことが伝わらない!」を解消する必読書です。