講師は、毎回同じテーマか、毎回違うテーマかどちらがいい?
講師は、毎回同じテーマか、毎回違うテーマかどちらがいい?
講師の活動状況は、さまざまです。
毎回、毎回、決められたカリキュラムに沿って、同じような話しばかりしている講師がいます。
マスターするまで大変かもしれませんが、1回マスターしてしまえば、毎回、大きく変わりはないので、そんなに苦労しません。○○協会のインストラクターの方や、カリキュラムが用意されている研修講師などが、このパターンです。
利点:仕事がラク。同じテーマでも受講生が違うので、違いが分かる。
欠点:バリエーションがない。飽きる。
毎回、毎回、違うテーマで、いろいろな企画を考え、お客様や受講生に合わせて変えている講師。
これは、新しい企画を作り続けなければいけないし、一部分だけ同じ話しであったとしても、他は違うので、内容をマスターするのも、毎回違う受講生に対応し続けるのも大変なことです。
利点:新鮮みがある。バリエーションがある。どんなテーマでも対応できる
欠点:ネタが尽きる。毎回、企画を考えるのがしんどい。
ちなみに私は、後者のやり方で、講師業を続けています。
正直、キツいときもあります。テキスト作りも、毎回違うので、キリがありません。企画が浮かばないときもあります。
前者で、自分でカリキュラムを作成した講師は、大きく自分のメソッドを広げるにはいいかもしれません。自分で鉄板のパターンを作り上げ、そのカリキュラムで販売すれば、知名度が上がりますし。
ですが、そのやり方でしか教えられない講師は、講師としての成長は少ないと思います。他に本業があり、あるカリキュラムを広める目的がある人などは、問題ありません。ですが、特に、講師が本業だという人は、正直キツいです。
ネタがありませんから。
対応力も低そうに思えてしまいます。
講師力は、全く上がりません。
単価も上がりません
講師業は、いろいろな受講生を相手にしますし、いろいろな主催者や依頼者がいます。場所も会場も背景もバラバラです。それぞれ、千差万別です。やはり、相手に合わせて、2度と同じ講座をしないくらいの気持ちでないと、講師業で長く稼ぎ続けるのは難しいのではないかと思うのです。
書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)
○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」
○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」
など合計100法則。400ページの鈍器本。