新幹線で分かる、日本企業ホワイトカラーの生産性の悪さ!
新幹線で分かる、日本企業ホワイトカラーの生産性の悪さ!
私は、仕事がら新幹線によく乗ります。毎回思うのですが、パソコンで仕事をするのをやめてほしいと。カタカタうるさく、かなり迷惑です。しかも、見たくもないのに、画面が視界に入ってきます。中身が丸見えですので、そのうち、だれかがスマホで重要な画面を撮影して、ネットに拡散して、企業の機密情報が漏れるのではないかと心配しております。
グリーン車にも一定数いますので、不快感は、どの車両でも同じでした。
企業がコンプライアンスと言っているなら、新幹線でのパソコン仕事を、会社側から禁止すべきです。
ここ最近、東京駅最終22時発の新幹線で帰ることが多いのですが、運がいいのか悪いのか、B席に若い女性が座ります。女性の方が、かなりの確率でパソコンを使って仕事をし出すのです。うるさい!!夜くらい勘弁して欲しいです。
イライラを抑えながら、よく考えてみると、「夜の22時にパソコンを開いて何らかの仕事をしなければいけない会社はどうなのか・・」と感じたのです。
まだ、朝の新幹線(寝たいから、カタカタ止めて欲しいですが)や、昼の勤務中の時間なら、会議のシュミレーションをしているかもしれませんし、お客さま先での商談をイメージしているかもしれません。パソコンを開く意味は分かります。
夜の22時って・・・
興味がないのでいちいち覗いてはいませんが、私の視界に入ってきます。メールをしているというよりは、数字が入力されたデータを見ている、管理シートみたいなものに、文字を入力している感じなのです。
これって、明日じゃダメなの?
今、やらなければならないほど、明日から仕事があるの?
22時の新幹線に乗るまで、何をしていたの?
東京へ新幹線で出張に行くということは、それなりに大きな会社のはずです。
細かいデータを作ったのは、人員が余っている管理部門のはずです。大きな会社ほど、管理部門の人が多く、自分をアピールするには、資料を増やすしかありません。どんどん、現場の営業マンなどの仕事を増やします。富士通が、管理部門の人員を減らしたくて(リストラの意味もある)、かなりの人数を営業やITの現場に移動させたようです。管理部門は直接売上にはつながりませんので、今の半分以下のしてもいいくらいです。
これって悪循環じゃないですか。
時間外の新幹線で仕事をさせるのも、残業のはずです。会社は、出張手当を払っているので、残業代の支払い対象にはなっていないのかもしれませんが、そもそも、朝にしろ、夜にしろ、新幹線で仕事をしないといけない状況を作り出している、ホワイトカラーの仕事を見直すべきではないかと思うのです。
間接的な資料作成に時間を費やしても、売上は上がりませんよね。
いろいろな企業で研修をしていますが、みなさん忙しそうです。あきらかに、小企業より大企業の方が、直接、自分に関係ない仕事に追われています。会議資料とか上司に提出するための資料とか。
おそらく、これが日本のホワイトカラーの生産性が悪いと言われている現状なのでしょう。
書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)
○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」
○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」
など合計100法則。400ページの鈍器本。