リーダー向け発問とは
発問とは
「発問(はつもん)」とは、学習や議論の場において、学習者の思考を促すために投げかける問いかけのことです。特に、教育の現場で、教師が使う重要な技法です。主な目的として、学習者の理解を深める、学習者の思考を促す、注意や関心を引きつける、内省・再構成を促すなどの効果があります。教育心理学、認知心理学などが関連しています。
大学院の博士前期課程で、発問(問い)の研究をしてきました。発問は、日本では、明治時代から研究が盛んにおこなわれています。問いは、歴史をたどると、ソクラテスに行きつきます。
ソクラテス式問答法は、古代ギリシャの哲学者ソクラテスによって発展された対話技法。質問を通じて相手の考えを深め、彼らが既に持っている知識や信念に疑問を投げかけ、相手の発言に含まれる矛盾や不整合を、質問を通じて気づかせます。
これを、ビジネスに応用し、リーダーなどが部下を育てるときに使えるよう開発しました。
発問を使った講演内容
「発問」に関する講演内容です。対象はリーダー、教育者、研修講師、ビジネスパーソンなどを想定しています。
1. 人が動き出す「問い」の力:発問がもたらす心理的インパクト
発問が人の内面にどう働きかけるか、動機づけや内省を促す心理学的背景を紹介します。
2. リーダーは問いで導け:部下を育てる発問術
指示ではなく「問い」によって部下を自走型に育てる方法を、ケーススタディとともに解説。
3. 教育の本質は「問い」にあり:学びを深める発問法
教育現場での探究心を引き出すための発問の技術と、その背景にある認知心理学を紹介。
4. 質問と発問の違いとは:相手の思考を変える問いの設計術
「聞く」ための質問と、「考えさせる」ための発問の違いを明確にし、発問設計の具体例を提示。
5. 問いが生み出すエンゲージメント:組織活性化に効く発問の技法
会議・1on1・チームビルディングの場面で有効な発問を紹介し、心理的安全性との関係も解説。
6. 売れる営業は「発問」で差がつく:顧客心理を引き出す質問力
顧客のニーズを引き出すための営業発問術。行動経済学の視点も交えて紹介。
7. 「問い」を変えれば人生が変わる:自己成長を促すセルフクエスチョン
自分への問いかけによる内省、成長、行動変容のメカニズムを心理学的に説明。
8. 創造性を引き出す発問:チームでアイデアを生み出すファシリテーションの技
ブレストや企画会議で有効な発問の工夫と、創造性を刺激する言葉の使い方を紹介。
9. 発問とアンラーニング:思い込みを外す「問い直し」の技術
固定観念を崩し、新たな視点を獲得するための発問アプローチ。ビジネスモデル変革にも応用可。
10. 心理的安全性と問い:安心して話せる職場をつくる発問のあり方
心理的安全性の高い組織づくりにおける「問い」の役割と、問いかけ方の注意点を事例と共に。
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