中小企業、フリーランスなどは、価格で勝負してはいけない!ただし、バックエンド商品、高単価化を勘違いしないこと。

中小企業、フリーランスなどは、価格で勝負してはいけない!ただし、バックエンド商品、高単価化を勘違いしないこと。


中小企業の経営者、個人事業主やフリーランス、セミナー講師などは、大手企業と差別化をした、利益の取れる高単価な商品を持たないと、稼ぐことが出来ません。これは事実です。

中小企業の経営者が安売りで勝負をすると、大手企業に必ず負けます。なぜなら大企業は、大量仕入、大量生産でコストを減らすことができるからです。さらには、社員の数、広告を打つ資金力、販売店の数など、どれを取っても勝ち目はありません。
服は、ユニクロ、家具は、ニトリ、ハンバーガーはマクドナルド、家電は、ヤマダ電機など、まともに戦っても勝てませんよね。

実は、中小企業は、会社のコストを下げるところがありませので、利益を増やすのが難しい。中小企業は、経理と総務は、社長が兼務したり、家族が手伝ったりして、人件費はかかりません。拠点もないし、会社の場所も一等地ではありません。中小企業の大半が赤字経営ですし。
大企業は、資金と人が潤沢であるかわりに、拠点の維持費、広告宣伝費、社員の人件費など、案外、お金がかかっています。大企業は、見直すところがありますが、中小企業には、ないのです。

このようなことから、中小企業が生き残るためには、商品の値段を上げるしかありません。下請けでしたら、簡単ではないですよね。そのために、どこ会社でもできることではなく、自社にしか出来ないことを見つける、技術力を付けるのです。

・他社がやらない面倒なことを引き受ける
→ライバルがいないのですから、価格競争にはなりません。引き受けているうちに、他では出来ない品質や技術力が付きます。
・大手企業ができない、面倒な細かいことをする。機械化できな手作業とか。
→大手企業は、人件費や広告費がかかるので、簡単にはしますが、面倒なことはやりたがりません。住宅でも、スーツでも、細かくお客様の要望を聞くオーダーは、やれないのです。
・デザイン力を上げて、数を絞り、高くする
→大手企業は、大量生産、簡単な作りが得意ですので、その逆ですよね
・斜陽産業を狙う
→大手企業は、この先、伸びる業種を狙います。もしくは、儲からないと思うと、手を引くのが早いです。ですので、斜陽産業は、大手企業は営業に来ていないことが多いです。

 

高単価、バックエンド商品を勘違いしてはいけない!


中小企業やフリーラインスは、高単価な商品を作りましょうと言うと、勘違いされてしまう方が非常に多いです。さらには、勘違いしたコンサルタントの意見を聞くと、大変なことになります。「儲かります!」「すぐ稼げます!」系のセミナーでも同じです。

今、一瞬だけの利益や稼ぎではなく、本来は、長い間に渡って、稼ぎ続けなければならないのです。それが、今、一瞬だけに目が行く人が多いので、起業しても、ほとんどの方は消えていなくなるのでしょう。

例えば、リラクゼーションを、1時間5,000円で提供していたとします。

(個人事業主、フリーランス、セミナー講師のやりがちなパターンを下記に紹介します。)

(○)月2回で6ヶ月契約にする。先払い。
12回で、60,000円を、55,000円の契約にして、リピートしてもらいやすくするのが正論です。先払いなので、資金の回収も助かります。
これは、新幹線などの回数券、ディズニーランドの年間パスポート、3人で申し込むと旅行代金が割引など、世間でも使われています。

これが、「稼げる系!」のセミナーや、勘違いしたコンサルタントの意見を聞くとこうなります。

(×)24時間相談無料、SNSグループにご招待、テンプレート集、動画講座を付け6ヶ月サポート
12回で、60,000円のはずが、このパターンになると、なぜか、20万円だとか30万円だとかになります。下手をすると、50万円や100万円なんてことも。これは、必要のない機能というか、サポートを付けて、無理矢理、値段を上げているだけです。
これは、相場から逸脱していますし、本来の価値からかけ離れています。このようなやり方をすると、お客様はリピートしてくれなくなります。

その結果、大多数が稼げないか、稼げたとしても1回だけになります。

1回きりの商売はダメで、楽をして稼ぐ、7日間だけで1ヶ月稼ぐ、いきなり月収100万円などということはないのです。

大企業がやらないことで、長く地道に稼ぐのが、高単価にする基本です。
くれぐれも、勘違いしないようにしましょう!

書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)

重版決定!三省堂書店名古屋本店でランキング1位を取った『売れる言いかえ大全』。売れるセールスパーソンの「言葉づかい」を身につけて売上を爆増させる本です。

○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」

○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」

など合計100法則。400ページの鈍器本。