講師業で年収1000万円は可能なのか? セミナー講師編

講師業で年収1000万円は可能なのか?


セミナー講師編をお届けします。

セミナー講師は、一番身近な講師像ではないでしょうか。誰でも気軽にセミナーを開催することができます。「自分の強み」や、「自分の好きなこと」を人に教えることができるので、人のために役立つ仕事だと思います。私は、オススメです。

ですが、「儲かる」「稼げる」かどうかは別問題です。

気軽にセミナーを開催できるため、速読、ノート術、コーチング、起業、投資など、自分のスキルを生かしたテーマが多く、競合が乱立しています。何か目立つ特徴がないと、自分のセミナーを見つけてもらう、選んでもらうのは難しいでしょう。

そのために、「稼げる!」「誰でもできる!」などのセミナーを開催して、人を集めている講座がたくさんあります。「年収1,000万円」「3ヶ月後に30万円」「月収7ケタ」などの講座に通って、稼げるようになった人は、ほとんど見たことがありません。

まず、値段設定からです。

セミナー講座料金が、気軽に参加できる3,000円では、大きく稼ぐのは難しいですね。

3,000円で、売上1,000万円にするには、合計3,300人集めないといけません。

1ヶ月で、275人が必要です。

月に25人のセミナーを、10回開催!

これは、無理です。

今は、内容にもよりますが、10人集めるのも、かなり苦労します。ちなみに、1人の力で、1回に40人も集めるのは、並大抵ではありません。
 

セミナー講師で年収1000万円は稼げるのか?


では、いろいろなセミナー講師が、キャッチコピーで書いている30万円の講座を販売したとします。いわゆるバックエンドセールスです。1,000万円稼ぐには、33人講座に申込があればいいです。

1ヶ月にして、約3人が申し込む講座、あり得そうな感じがします。

でも、毎月、30万円の金額で、3人が申込続ける講座は・・・

よほど、人気があるか、有名か、知名度が高い、長く続いているなど、かなりのアドバンテージのあるセミナーでないと難しいですよね。かなりの仕組み化されている、資本力があり広告代金に投入できる、講師がかなり有名などです。

結局、1,000万円の売上があっても、広告代金、会場代、申込ページ代、人件費など、経費もかなりかかります。

売上は、2,000万円くらい上げないといけないでしょう。

他との差別化のため、セミナーの内容を徹底的に差別化する、講師の人気を上げるために本を出すなどのブランディング、ブログなどの人気具合、集客力、クロージング力など、総合的な力が必要です。

300人に1人くらいのレベルでしか、1,000万円を稼ぐのは難しいと思います。自分でブランドを確立し、本をたくさん出版し、仕組みを作れた人だけが到達できる世界です。まあ、簡単ではないですね。

詐欺といわれるくらいの、強引なクロージング力も必要です。もしくは、ブログやメルマガを、数年以上毎日更新し、地道にファンを増やす努力をするかです。

ただ、セミナーをすればいいのではなく、「広告代」にかなりのお金を投資するか、ブログ、メルマガ、著書、SNSなどを「地道に努力」し続けるしか方法はありません。ちなみに私は、後者の戦略で、ここまで来ました。

 
講師業で年収1,000万円は可能なのか?研修講師編はこちらです。
https://ooiwatoshiyuki.com/sensei/20170816/

講師業で年収1,000万円は可能なのか?ライセンス講師編はこちらです。
https://ooiwatoshiyuki.com/sensei/20170808/

セミナー講師に関連した、私の本です。



1年目からうまくいく! セミナー講師 超入門
1年目からうまくいく! セミナー講師 超入門

書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)

重版決定!三省堂書店名古屋本店でランキング1位を取った『売れる言いかえ大全』。売れるセールスパーソンの「言葉づかい」を身につけて売上を爆増させる本です。

○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」

○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」

など合計100法則。400ページの鈍器本。