要注意!独立起業したい人が勘違していることTOP5

独立起業したい人が勘違していることTOP5


起業(独立)したいと思う人は、年々増えています。周りに、自分で仕事をしている人が増えてきたこともあるでしょう。

就職、転職の好景気ということもあり、一時期よりは、起業(独立)を目指す人や、会社を辞める人は減ってきているような気もします。景気が悪いと、起業(独立)を目指す人は、たくさんいます。

私からのアドバイスは、無理に起業(独立)しない方がいいということです。正社員として働いているなら、「会社を辞めないように」と伝えるようになりました。勉強も習い事も資金がないと、何もできませんから。

日本の場合、なかなかクビにできない会社の事情もあり、会社にいた方が安泰です。転職を繰り返したり、会社を辞めて起業(独立)して、スキルアップしていける国ではないからです。

そんなことから、起業(独立)したい人が勘違いしていること5つをまとめてみました。

1,ラクをしたいから、起業(独立)をする
仕事が大変な会社などで働いている方は、起業した方が、残業もなくなり、休みもきちんと取れると思っているようです。「仕組み化して稼ぐ」「単価を上げる」などの広告や本を見すぎです。
間違いなく、会社員時代よりも働かなくてはなりません。今まで、会社の他部署がやってくれた、営業、経費精算、入出金の管理、出張精算、書類作成、電話やメール応対、ホームページ作成などなど、すべて自分でやらなければなりません。起業してすぐは、お金もありませんから、人に依頼することはできないでしょう。それに加えて、営業をしたり、人脈作りのために、交流会や食事会に出かけたりする間接的な仕事もあります。その上で、自分の本業の仕事をしなければならないのです。年中無休で死ぬほど働いた人しか、結果的に事業が上手く行っていないような気がします。ラクをした人は、消えていなくなります。

2,起業(独立)した方が、会社員のときよりも稼げる
これも、ほんと当てはまりませんね。ほんの一部の成功した人を、テレビや本で見すぎです。しかも、その人たちの裏側(苦労していることなど)は、全く表に出てきていません。私の見る限り、90%以上の人は、会社員のときよりも、収入は減っています。特に、大企業で高収入の人は、元々の基準が高いので勘違いをしないようにしてください。
会社員で働いていた会社の看板のすごさを身をもって体験することになります。大手企業であれば、会社の看板はとてつもないほどのパワーを持っていることは分かります。創業数年の会社でも、社長や先輩が培ってきた信用の重さに気づくでしょう。安定をしたいなら、起業してはいけません。

3,やりたくない仕事をしなくてもいい
確かに、正しいとも言えますが、正しくないとも言えます。起業してすぐ上手く行く人もいますが、ほとんどの人は、仕事がないので、会社員時代では絶対にしないような下請けの下請けの仕事をしなけれななりません。扱われ方もひどいですよ。仕事を発注する側にいた方は、耐えられないような仕打ちです。
やりたくない仕事をしたくないから起業したのに、前よりもやりたくない仕事をするハメになります。それを乗り越えた一部の人だけが、やりたい仕事をしているのかもしれません。

4,ホームページやSNSをやれば、仕事がどんどん入ってくる
これは、大間違いです。一般的な人は、ホームページやSNSをやっても、仕事がじゃんじゃん増えることはありません。例外として、個人向け(BtoC)など、SNSが向いている職業であったり、毎日、毎日欠かさず、有益な情報を更新し続けた人は別です。99%の方は、3年も5年も、雨の日も、風邪の日も、体調悪い日も毎日、毎日、SNSやブログを更新し続けることができません。
ホームページも、最近は簡単に作れるようになってきましたので、ライバルが多すぎます。SEO対策で上位表示することも大切ですが、今は、google広告などお金を使って上位表示をさせた方が確実です。

5,資格があれば、起業(独立)しても何とかなる
何ともなりません。今、資格があるだけで確実に高収入が見込めるのは、医師だけではないでしょうか。医師になるためには、超難関な医学部に入って6年以上も勉強する必要がありますので、別格でしょう。
弁護士は資格取得までが大変なのに、稼げるのは実力のある人だけです。今流行の社会保険労務士、中小企業診断士、行政書士などの資格を持っても、稼いでいる人は、資格がなくても稼げるビジネスの才能がある人だけのような印象があります。薬剤師(6年)、看護師などの医療系の資格は、学校での勉強が必要になりますし、基本的に独立するための資格ではありません。柔道整復師、鍼灸あんまマッサージ師なども、開業してからが大変です。実務経験が必要な技術士、建築士なども、仕事ありきです。
資格の分野が大好き、長い間その業界にいたなどの理由を除き、資格取得が仕事につながることはないことを理解しておいてください。専門学校の謳い文句に、騙されてはいけません。

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