年初や月初など節目のタイミングで意欲が高まる! フレッシュスタート効果 行動経済学・消費者心理
テンション・リダクション効果とは

人は、年初や月初など節目のタイミングで「新しく始めよう」と意欲が高まります。
フレッシュスタート効果です。だから提案も、相手の期初や新年度に合わせると通りやすい。
「来期からぜひ」は、心理的にも切り替えやすい。
タイミングを読むことも、内容を磨くのと同じくらい大切だと感じています。
フレッシュスタート効果(Fresh Start Effect)とは、
「新しい区切り」を迎えると、人は過去の自分を切り離し、新しい目標に取り組みやすくなる現象です。たとえば、
新年
月初
誕生日
新年度
月曜日
転職・異動
引っ越しなどのタイミングでは、「ここから改めて頑張ろう」という気持ちが生まれやすくなります。
有名なのは、Dai・Milkman・Riisらの研究で、こうした時間的な節目(temporal landmarks)のあとに、ダイエットや運動、目標達成行動などが増えやすいことが示されています。
心理的には、
過去の自分 → 区切る → 新しい自分
と考えやすくなるのがポイントです。
営業やマーケティングでは、
たとえば「来期から導入しませんか」「新年度に合わせて始めましょう」「月初から新しいプランに切り替えましょう」と提案すると、相手が意思決定しやすくなる場合があります。一言でいえば、
「人は、節目があると再スタートを切りやすい」という心理効果です。このメカニズムは、消費者の意思決定を後押しするタイミングを設計する上で、セールスやマーケティング戦略にもそのまま応用できる強力なバイアスです。
組織の不正・判断ミスを防ぐ講演・研修
組織の不正やコンプライアンス違反は、個人のモラルの問題だけで起こるわけではありません。権威への服従、損失回避、サンクコスト効果など、人間の判断のクセと組織の仕組みが重なることで起こります。
行動経済学・認知バイアスの視点から、「なぜ人と組織は判断を誤るのか」「どうすれば誤りにくい仕組みをつくれるのか」を考える講演・研修を行っています。
著書『とにかく「伝わる」伝え方図鑑』(ぱる出版)
大切なのは、伝えることではなく、「伝わる」こと――
本書では、1万3000人への指導実績がある「伝え方」のプロが、「非言語」「心理学」「行動経済学」を融合した、「伝え方」の最適解を伝授。「言いたいことが伝わらない!」を解消する必読書です。



