提案書のフォントを読みやすくするだけ! 処理流暢性 行動経済学

処理流暢性とは




 
提案書のフォントを読みやすくするだけで「これなら実行できそう」と判断される。

処理流暢性の研究では、発音しやすい社名の株の方が上場直後の値動きが良かったそうです。

人は内容ではなく、処理の軽さを信頼と誤読する生き物。

私の悪筆の見積書が通らなかった理由も、たぶんこれです。
 

処理流暢性(processing fluency)とは、
「情報をどれくらい楽に、スムーズに処理できるか」という心理学の概念です。

もともと認知心理学・社会心理学で研究されてきた概念ですが、消費者行動や意思決定研究にも広く使われています。

行動経済学でも活用される心理学的メカニズムです。

人は、読みやすい・分かりやすい・見慣れている情報に対して、無意識に「正しそう」「信頼できそう」「好ましい」「簡単そう」と感じやすくなります。

たとえば、同じ内容でも、文字が読みやすい提案書の方が「理解しやすい」「実行しやすそう」と評価されることがあります。また、発音しやすい名前、覚えやすい商品名、シンプルな説明、見慣れたデザインなども処理流暢性を高めます。

重要なのは、内容そのものの質が変わっていなくても、処理しやすさによって評価が変わることがある点です。

営業やマーケティングでは、

難しい言葉を減らす
文章を短くする
フォントを読みやすくする
図や箇条書きを使う
商品名を覚えやすくする

といった工夫が、処理流暢性を高めます。

処理流暢性は心理学の概念で、行動経済学でも「認知的容易性」として重視されています。人は「わかりやすい」を「好き」「正しい」と感じてしまうのです。

 

組織の不正・判断ミスを防ぐ講演・研修

組織の不正やコンプライアンス違反は、個人のモラルの問題だけで起こるわけではありません。権威への服従、損失回避、サンクコスト効果など、人間の判断のクセと組織の仕組みが重なることで起こります。

行動経済学・認知バイアスの視点から、「なぜ人と組織は判断を誤るのか」「どうすれば誤りにくい仕組みをつくれるのか」を考える講演・研修を行っています。

 

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