好かれたければ、親切にするだけでなく小さな頼み事もしてみよう! 認知的不協和 社会心理学・行動経済学

認知的不協和とは




 
好かれたければ、親切にするより小さな頼み事をした方がいい。

ジェッカーらの実験では、頼まれた側の方がむしろ相手を好きになりました。

人は「助けたのだから好きなはず」と勝手に辻褄を合わせるからです。

営業で「一つ教えてください」が最強な理由がこれ。

認知的不協和、恐るべし。
 

認知的不協和とは、自分の考え・態度・行動の間に矛盾があるときに感じる心理的な不快感のことです。人はこの不快感を減らすために、考え方や解釈を変えて辻褄を合わせようとします。

たとえば、あまり好きではない相手から「ちょっと教えてください」と頼まれ、実際に助けたとします。

すると、

「別に好きでもないのに、なぜ自分はこの人を助けたのだろう?」
         ↓
「助けたということは、案外この人のことを悪く思っていないのかもしれない」
         ↓
「むしろ、少し好感を持っているのかも」

というように、自分の行動に合わせて態度を修正することがあります。

つまり簡単に言えば、「自分の行動と気持ちが矛盾すると、気持ちの方を変えて納得しようとする心理」です。

好かれたければ、親切にするだけでなく、小さな頼み事もしてみよう。人は、自分が助けた相手を好きになりやすい(ベンジャミン・フランクリン効果)。ただし、本人が直接、小さなことを頼むのがポイント。

営業パーソンなら、「お客様にちょっとした意見やアドバイスを求める」のがベスト。

ポイント:
認知的不協和:人は矛盾する考えを抱えると不快になり、考え方を変えて矛盾を解消しようとする、という一般的な理論です(Festinger, 1957)。恋愛、喫煙、買い物など、あらゆる場面に当てはめられます。
ベンジャミン・フランクリン効果:頼み事を聞いてあげた相手を好きになる、という具体的な現象です(Jecker & Landy, 1969)。

 

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