興味のない商品を売れる営業マンは、ごくわずかしかいない!!
興味のない商品を売れるのは、ごくわずか!!
仕事のできる営業マンや実績のある営業マンより、自社の業界や自社の商品に心から興味がある人を採用すべきです。
営業マンを採用するときの基準は、何でしょうか?
・営業経験がある
・前の会社で、営業実績がある
・人当たりが良い
・明るい
・仕事ができる
など
いろいろありますが、私が営業指導を行った人や私の経験から判断すると、「商品に興味がない人」には、商品は売れないと言うことです。
これは、「商品に興味がないお客様には売れない」のではなく、「自分が売る商品に興味がない人」は、人に商品を売ることができないという意味です。
自社の扱う商品に興味がないと、自分で調べたり、試したり、聞いたり、購入して試したりしませんよね。
商品に詳しくない営業マンから、話しを聞きたい人はいないはずです。
例えば、
家電にあまり興味がない人は、家電の中に入っている電子部品にも興味がありません。そのような人がする営業は、「商品の説明」です。
経理に興味がない会計ソフトの営業マンは、クラウドがどうとか、ITがどうとか言い出しますが、お客様はそんなことより、会計の仕分けが分からない人から話を聞きたくないはずです。
株をやらない証券会社の営業マンから、「この株いいですよー」と言われても、「???」です。根拠があるのかと。
テレビを見ない人から、「このテレビ、画像がキレイですよ」と言われても、「あなたは、実際に使ったの?」ということになります。
本人は、お客様に気づかれていないと思っている様ですが、非言語として必ず相手に伝わります。
自信のなさ、知識不足、興味なさそう、熱い想いがないなどです。
ちまたで「トップセール」と謳っている人は、どんな商品でも、何でも売れる人です。営業マンの中でも、数%しか存在しません。このような人は、商品よりも、「売ったときの快感」「売ったことによるインセンティブ」「お客様を説得すること」に興味がある人です。
そもそも、目的が違うのですね。
そんなトップセールスマンは、実力主義の会社で、大きく稼ぎます。
営業とは、「興味力」ですかね。
私も、電子部品業界で、電子部品や半導体を、月に数億円売ってきました。人に指導したり、起業して自分のビジネスを営業してみて気がつきました。
人よりも「家電が大好き」「エレクトロニクスの進化が大好き」なのです。
営業力で負けても、「家電」「エレクトロニクス」への愛では、絶対に負ける気がしません。
私の営業成績の原点は、ここにあったのです。
書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)
○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」
○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」
など合計100法則。400ページの鈍器本。