地道に人を信用して活動している企業は強い!

地道に人を信用して活動している企業は強い!


「地道に人を信用して活動している企業は強い!」と感じます。

いろいろな企業と取引していますが、長続きをしている会社は、売上とかではなく、内容や人をとても重視しています。これは、これから、スモールビジネスで起業する人も同じだと思うのです。

ちまたには、儲かる系のセミナーがたくさんあります。
「メルマガ」「SNS」「リスト」「高額商品」などを重視すれば、短気的には売上が上がるかもしれません。でも、長期的には、人や親切さ、丁寧さで判断されます。よい評判のところに、人は流れます。

食べログのように、一般的に評価されるアプリを見て、人は選びます。悪い噂は、すぐ広まりますから。

私は、「全くガツガツしていないので、経営は大丈夫か?」とよく言われますが、これでも営業マン時代はトップセールスでした。同じように営業活動をしてきました。かなり時間はかかりましたが、仕事は毎年増えています。ほとんどの部分を、人柄で勝負をしていますから。

家電量販店でも、ヤマダ電機が接客や品揃えよりも安売りで仕掛け、業界でぶっちぎりTOPになりました。でも、今は苦戦しています。家電から住宅への転換時期なこともありますが、「接客がよくない!」というイメージは、今でもついてまわっています。安売りを止めてしまった今、接客のよい他の家電量販店、駅前の品揃えのよい家電量販店にお客様を取られています。

世間的に見れば、もうちょっと上手くやる、すなわち「ガツガツ」攻めれば、もっと売上が上がるかもしれないような会社があります。でも、そのようなスタンスは取らず、人として基本的なことを重視するのですね。

私がお世話になっているある出版社は、小さな出版社なのにもかかわらず、この出版不況の中、書店から信頼され長く続いています。多くの出版社は、過去のデータを見て、売れた実績のある著者かどうかをかなり吟味しています。この出版社は、販売データよりも本の内容を重視しています。さらには、地道な営業活動で、書店にパイプを作っています。しかも、ガツガツではなく、コツコツです。そのため、ヒット作を多く手がける出版社なのです。

このような姿勢のためか、質のよい著者が揃っています。結局は、人すなわち、著者ですからね。商品は本ですが、本を書くのは著者なので、人なのです。

時間はかかりますが、いろいろなスキルやテクニックを駆使するより、人に信頼される人であることが一番だと思います。ほんと、たくさんの会社を見てきましたが、中小企業でも長く続いている会社は、人が辞めないのです。

書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)

重版決定!三省堂書店名古屋本店でランキング1位を取った『売れる言いかえ大全』。売れるセールスパーソンの「言葉づかい」を身につけて売上を爆増させる本です。

○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
売れる人は「本日はお会いできてうれしかったです! 」

○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
売れる人は「ぜひ一緒にやりましょう! 」

など合計100法則。400ページの鈍器本。