出版に関する方法 商業出版、企業出版、自費出版、電子書籍など


出版には、いろいろな種類があります。最近、流行りの電子書籍出版から商業出版まであり、どうしたらいいのか迷う人もいます。本を出したい人が多いため、出版コンサルなどが出版する人に営業をかけたりして、無駄な出費をしてしまう人もいます。困ったときは、実際に、何冊も出版している人に相談するのが一番です。

私は、商業出版13冊の著者です。有料で出版相談をおこなっています。出版相談メニュー(準備中)をご覧ください。有料で出版企画書の添削指導、私と面識のある出版社へ、出版企画の持ち込みも可能です。(他の出版セミナーを紹介することもあります)
 

<商業出版>
費用は全額出版社が負担し、著者は印税がもらえる理想の出版方法です。そのため、出版企画が会議を通過するのは非常に難しいです。全国の書店に流通します。実績のない人は、出版社(編集者)になかなか相手にしてもらえません。出版社にとって売れることが第一条件ですので、著者が出したい企画というより売れる企画になりがちです。ビジネスの実績がない、経験が浅い人には難しいです。著書は、大きなブランドになります。とにかく、出版企画書のレベルと著者の売る力(SNSフォロワー数や販売力)が重要です。

初出版で、出版社から著者に出版オファーがくることは、かなり稀です。商業出版の電子版と、Amazonセルフ出版の電子書籍は、別物だと思っておいてください。自分の苦労話は、本にはなりません。出版社に払う出版費用は負担しませんが、出版セミナー参加や編集者とつないでくれるプロデューサーに、お金を払うことがあります。

<商業出版(著者の買い取あり)>
商業出版と同じですが、著者に数百冊から数千冊の買い取りを条件に出版契約するケースです。そのため、著者に数十万円から数百万円の負担が生じます。著者の買い取りがある分、出版企画書の精査は、若干、甘くなります。

<企業出版、ブランディング出版>
最近、増えてきた出版方法です。著者が出版費用(かなり高額)を負担し、ブックライターにライティングを依頼し、商業出版と同じように書店に流通させる方式です。著者が費用を負担するため、自分の書きたい内容にすることができます。著書は、大きなブランドになります。会社を経営しており資金力がある人には、いい方式かもしれません。書店営業が強い会社、広告プロモーションまで含めた会社もあります。
企業出版は、商業出版より書店への流通力、出版社の営業力が若干劣る感じがします。

<自費出版>
著者が本を作成するための費用を負担します。基本的には、書店に流通しません。とにかく、自分の本を出したい人に向いています。自分の自伝を出版する人も多いです。紙の本は、いまだに、すごいブランド力があります。最近は、電子書籍やPOD(ペーパーバック)などでも、形にすることができますので、昔よりは減っています。出版相談会を行っている出版社は、だいたいこのパターンです。

<Amazonセルフ出版>
Amazonのkindle(電子版)として発売します。誰でも簡単に出版することができます。Amazonセルフ出版の代行をしている業者も多いです。残念ながら本としてのブランド力は、ほとんどありません。商業出版では当たり前の「企画の精査」「本の編集レベル」などが甘いからです。セミナー講師など、リストが取りたい人、バックエンドを販売したい人には、いいかもしれません。

<ペーパーバック出版(POD出版)>
Amazonなどで、注文が入るたびに印刷して本にする出版です。紙の本にはなりますが、きちんとした本に比べると安っぽい感じになります。表紙のデザインも、商業出版ほど力が入っていません。この方式を売りにして、いろいろな人に営業をかけている出版社(費用は著者負担)もあります。

 
商業出版は、簡単ではありません。素人が書いた出版企画書は、レベルが低いことが多く、自分で出版社に送りつけても、出版が決まるケースはかなり稀でしょう。出版社の編集者は、当たり前ですが、みなさんの出版企画書を添削してくれません。

「これは商業出版です!」「Amazonと共同で企画をしています!」「あなたの経験を本にしませんか?」など、みなさんに営業をかけてくる会社は、著者の費用負担が発生することが多いです。出版業界に詳しい人であれば、善し悪しはすぐ判断できますが、知らない人にとっては、すごくいい話に聞こえてしまいます。気をつけましょう。

 

書籍『売れる言いかえ大全』(フォレスト出版)

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○お客様との別れ際に
売れない人は「失礼いたします」(しか言わない)
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○クロージングの最後のひと言
売れない人は「契約していただけませんか?」
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など合計100法則。400ページの鈍器本。